「夢を持とう」と言うけれど…

 「夢を持とう」「目標を掲げよう」と言うけれど、秀でた能力が有るわけでもなく、どうしてもやりたいと思えることも無ければ、自分の具体的な夢も目標も無いままに過ぎる。
 自分は若い頃から、ずーっと、そうだったと思う。
 かと言って、単に学校や仕事の都合に合わせて流されて来たと言う訳でも無い。
 少なくとも「自分は何の為に生きるのか、どう生きたいのか」ということを、ずーっと自問自答しながら、今に至っている。自分というものに自信が持てないから、物心が付いた頃から「如何に生くべきか」と悶々としてきた。

 今もなお…である。
 
 ただ、社会人に成った頃、漠然としたものだけれど、自分が理想とする人間像のイメージが出来て、少しずつでもそれに近づこうとやってきたところはある。
 どこまで、その理想の人間像に近づいているのか、正直、自分では分からない。 おそらく、生涯、「まだ、まだ」と思い続けるのだろう。

 そういうのを、夢とか目標とかではなく、ちょっと格好つけて「志」と呼ぼう。

 今日の一言…「志は、如何に生くべきかの自問自答にあり」

以上