お熱いのは、お嫌い

 「如何に生くべきか…」「君の志は…」などと語りかける私のような者は、老若男女を問わずに「熱苦しい」と敬遠されがちだった。
 どうも、以前、私の周りに居た多くの人達は、6~7割程度の力で生きようとしているように感じられた。
 だから、それほど多くの事を望んでいないのかというと案外そうでもなく、「自分が幾ら貰えるのか」ということが最大の関心事で「1円でも得すること」を望んでいるようだった。しかし、それをはっきりと表すことはしない。表面的には「幾らでも構いません」という風を装いながら、実は「不満タラタラ」なのである。
 
 じゃあ、一度は、がむしゃらに全力でやってみればと思うが、そういう、ガツガツしたような、必死な、自分の素の姿をさらけ出すようなことは「お嫌い」のようで、「そうまでしては…」とおっしゃる。(…答えを見るのが怖いからなのかもしれないが…)
 
 人生そんなに簡単か?「全力出しても、こんなものだが、何とか、ここまで辿り着いた」というのが私の半生の実感…

 今日の一言…「今の100%を出し切ろうとすれば、その100%を超えられ時が来る」

以上