フリーランサーの宿命(定め)

会社に属していたとは言え、長く経営を担って会社を守って来たという自負が有ったので、自分が会社に守られていたという意識はなく、士業の世界へ踏み出すにしても、その心構えは既に備わっているつもりでしたが、やはり、何事も経験するとしないでは雲泥の差があるものです。

 フリーランサー(何処にも所属しない自由業)は、何を売るのか?自分自身を売り込まなければなりません。会社の一員だった時は、自分を売り込んでいるようで結局は会社を売り込んでいた訳です。
 フリーランサーが進むべき道は、誰が示す?自分自身が方向付けしなければなりません。会社の一員だった時は、色々と頭を悩ませても結局は会社の論理に沿って進めば良かった訳です。
 経営者だろうと社員だろうと大なり小なり所属する会社に守られています。言い換えれば、「会社」という逃げ道を与えられているということですが、自分が士業となって、初めて、それを実感しました。
 それと比べてフリーランサーは「素っ裸で生きる力を試されている」という感じです。
 自分がどんな人間で、何が出来るのか、改めて見直すと自分自身の無力さを痛感します。自分がどの程度通用するのか、とにかく、やるしかない世界です。

 国家資格を与えられ、同業者の協会に所属してはいますが、私は士業の新米(今年還暦ですが)フリーランサー、酸いも甘いも噛分けて行きまっしょい!ショイ!

 今日の一言…「疲れたら、何か食べて、ひと眠りしよう、明日は明日」

以上