”信頼”

「お金は信頼についてくるんだ。」…と、
社会に出て初めて”仕事の何たるか”を教わった師匠のモットーでした。大いに私自身の成長の糧となり、フリーランスとなった今もなお、それを体現しようと日々模索しています。

  これは、「まずは信頼を得ることが大事。目先の儲けに走るべからず。」という戒めですが、今の時代だと「信頼させれば、金が儲かる。」などと、騙すこと(商売にはその一面がないわけではありませんが…)を肯定するような捉え方が先に立ってしまっては虚しいので、「仕事は信頼についてくるんだ。」と言い換えるべきかもしれません。

 ”信頼”は、どうやって生まれる…。 
 ”信頼”のベースは”約束を守ること”だと思いますが、互いに分かり合う・通じ合うところがあってこそ、生まれるものでしょう。それは考え方や価値観が同じだからとか、理屈ではない何か波長というようなものが合うからだとか、そういうことだと思いますが、だからといって、互いの全てにおいて分かり合う・通じ合うということは殆ど不可能なことですので、そこに”信頼”を持続させる力、言わば、育む力が無ければ”信頼”は薄れていきます。

  ”信頼”を育む力…それは、互いを尊重できること、つまり、自分の考え方や価値観に固執せず、自分と違う存在に対して好奇心が持てることです。そこにはコミュニケーションが生まれますから…。
 好奇心が持てるか否かは、理屈ではなく殆ど相性だと思いますので、「出会いは運命だ」と言われる所以です。

 

今日の一言…「自分の力ではどうしようもないことを悟ったところから始まることがある。」

 

以上