「はやぶさ2」と働き方改革

 2019.2.22、小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星Ryuguへの接地(タッチダウン)に成功し、世界に誇る日本の独自性・優位性のある技術を示す快挙だと報じられましたが、私には余り派手さを感じない素朴な印象の出来事でした。

 それは、その成功(仕事)に「勤勉、謙虚、潔さ」という日本人らしさの結実が強く感じられ、特別なことではなく当たり前のことのように思えたからです。
 今、国は「働き方改革」を推進していますが、「はやぶさ2」に携わる人達の働き方を分析することで、真に日本人らしい働き方というものが見えるような気がしました。

 一方、厚生労働省の統計不正問題が噴出して、行政の信頼を損なう話題が絶えない中で、「働き方の“形”を変える前に、働き方の“心(精神)”を問い直すべき」とも思うわけです。

 本来、まずは「何の為に(何を目指し)働くのか」「職業倫理とは何か」ということを、全ての職業人が、それぞれの立場で問い直してみることから始めるべきなのではないでしょうか。


今日の一言…「やり直すということは、過去を無くすることではなく、過去を抱えつつも過去にとらわれずに、今から先へ向き合うことだ」

 

以上