「めっちゃ!お得!」という幻惑

 1万円の品物を8千円で買えれば「お得!」、それが5千円なら「めっちゃ!お得!」と言えるだろう。

 でもそれは、お金の支出額に対する「めっちゃ!お得!」の判断であって、もし、今必要ではない物に5千円を支出することなら、真に「めっちゃ!お得!」と言えるかどうか…?

 

 ”経済優先”、”GDP拡大”の名の下の「めっちゃ!お得!」のお祭り騒ぎに乗せられ、目先の損得に一喜一憂させられて、「本当に大切なものは何か」を考えてみる暇もないまま、”消費の坩堝”の中で、あれよあれよと時が過ぎているように感じるのだが…。

 

 「儲かれば良い」と突っ走ることは一旦止めて、「何の為に」を追求しながら歩くことも必要ではなかろうか…。

 

 

今日の一言…「…とは言え、時に、無駄遣いは心の栄養だ。ほどほどに…

 

以上